NSGT 2012シーズン レギュレーション
2012.3.29 NSGTA競技運営委員会
NSGT 2012シーズン レギュレーション Ver.3.29
- 一般規則
- 本シリーズを「ニコ生スーパーGT2012シリーズ」(以下略称をNSGT)と呼称する。
- すべてのドライバーはNSGTアソシエーション(以下NSGTA)の運営方針に従い、マナーと規律を守ってレースを行わなければならない。
- 車両規則
- 使用可能車種
- GT500クラス
- GT5に登録されているスーパーGT参戦車両および全日本GT選手権(JGTC)参戦車両のうち、GT500クラスに参戦した車両
- GT300クラス
-
1:GT5に登録されているスーパーGT参戦車両および全日本GT選手権(JGTC)参戦車両のうち、GT300クラスに参戦した車両。
2:GT5に登録されているスーパーGTおよび全日本GT選手権(JGTC)に参戦していない車両のうちNSGTAが特別に認可したもの。(付則Bに記載する)
- 車両規定
A 各マシンにそれぞれ応じたエンジン最大出力をNSGTAが設定する。
B 最低車重1100sまで(軽量化による重量調整は認められない)
C タイヤはレーシングタイヤのみ装着可能。
D オイル交換、剛性リフレッシュ、剛性アップはラウンドごとに許可する。
E エンジンチューンは許可。ターボ装着はNSGTA特認車両のみ許可。
F ダウンフォースの変更、ブレーキバランスの変更、車高調整は自由。
G 車両規則第1項にある各車両の初期性能はNSGTAの規定により細かく定め、内容は付則Aに記載する。
I車両規則第1項に該当しない車両はNSGTAから特認車両として認可されなければ参加できない。
- 競技規則
- シリーズの定義
- 本シリーズをニコ生スーパーGT2012シリーズとする。
- 本シリーズはラウンド1からラウンド7までの計7回のレースとする。
- シリーズタイトル
(1) タイトルの認定
A シリーズポイント最高獲得ドライバーを、ドライバーズチャンピオンとして認定する。
B 同ポイントの場合は1位獲得が多い者、それも同数の場合は2位、3位と比較する
C 各チームにおけるシリーズポイントが最高のチームをコンストラクターズチャンピオンとして認定する。
D チーム間のポイントが同じであった場合は競技規則第2項―(1)Bと同様に決定する。
- 車両・ドライバーおよびチームに関する規定
(1) NSGTに参加するドライバーは必ず二人もしくは三人一組のチームに所属しなければならない。
(2) 各チームを構成するドライバーについて、昨シーズンのNSGT2011におけるドライバーズポイントが所属するドライバーの合計で100ポイントを超えてはならない。
(※ただし、70ポイントを超える成績を収めたドライバーは、一律70ポイントで計算する。)
(3) 各チームはシーズンを通して車両を変更することはできない。
(4) 各ドライバーは偶数ラウンドと奇数ラウンドの間に、所属するチームの移籍・加入をすることができる。ただし、移籍はチーム維持に支障がある場合などの特別な事情がない限り認められない。また各チームが新たに追加登録できる選手は、シーズンを通して一人までとする。
(5) チームを移籍または加入する際にはNSGTAに次戦の開始2週間前までにその旨を申告し、許可されなければならない。
(6) チームに新規加入したドライバーはドライバーズポイントが0ポイントからとなるが、コンストラクターズポイントによる車両調整はそれまでの成績によって適用される。
(7) チームを移籍したドライバーの獲得していたポイントはすべて剥奪され、0ポイントから再度大会に参加できる。ただし、コンストラクターズポイントによる車両調整は新チームのものを適用する。
(8) チームを決定する際やチーム間の移籍の際を含め、NSGTに参加するドライバーの間で金品の授受、オンラインマネーの授受が認められた場合はNSGTへの参加権をすべて剥奪する。
- 公式戦規定
(1) 原則、同一週のGT300クラスは土曜日、GT500クラスは日曜日開催とする。
(2) レースはおおむね150kmを走るノーマルラウンド7回とする。
(3) レースの流れ
A 開催前週土曜日から開催週木曜日の22:00よりニコニコ生放送co19102において公開車検を行う。
B 車検に通過した車両は各クラス開催日16:00よりノックアウト方式の予選を行い、上位12台でスーパーラップ方式の予選を経て本戦を開催する。
C レース結果に基づき各ドライバー・コンストラクターにポイント及びハンデキャップが与えられる。
- 車検規定
(1) 公式予選にエントリーするドライバーおよびチームは必ず競技規則第4項―(3)Aにある公開車検を通さなければならない。
(2) 車検で確認する事項は以下のとおりである。
A 車両規則第2項―Aで規定された最大出力を超過していないか。
B 車両規則第2項―Bで規定された最低車重、および競技規則第11項で規定された車両調整を逸脱して
いないか。
(3) 公開車検は各ドライバーがオンラインガレージに参戦マシンを登録することで初めて行われる。
- 公式予選(Q1)
(1) 公式予選はダメージ"強い"、グリップ低下"リアル"、ペナルティ設定"あり"ドライビングアシストについてはABS・TCS・ドライビングラインを許可する形で行う。
(2) 各クラスとも10分間のタイムアタックとする。
(3) アタックの際、ピットへのワープ(瞬間移動)は認められる。
- スーパーラップ(Q2)
(1) 各クラスとも予選終了後18:30頃より、競技規則第6項―(1)と同一の条件で行われる。
(2) 各ドライバー1ラップタイムアタックのスーパーラップ方式によりスターティンググリッドが決定する。
(3) スーパーラップはピットアウトした次の周回のタイムが記録となる。
- 決勝
(1) 各クラスともスーパーラップ終了後、ダメージ“強い”、グリップ低下“リアル”、ペナルティ設定“なし”で行われる。
(2) スリップストリームの設定は"弱い"が適用される。
(3) 走行距離はおおむね150kmとする。
(4) 各マシンともにスーパーラップで装着したタイヤをレース開始の際に装着するものとする。
※なお天候が著しく変化した際はNSGTAの判断によりタイヤ装着の変更を認める場合もある。
(5) スタートはローリングスタートを採用する。
A 最初の1周目をフォーメーションラップとする。最終コーナーまでは1列フォーメーション、前車との距離をおおむね2車身以内。最終コーナー立ち上がりから2列フォーメーション、最高速度100kmとする。
B フォーメーションラップ中にスタート練習を行うこと、著しく隊列を乱すこと、他車への接触や追い越しは禁止。
C 全開区間スタートの合図は、先頭を走るペースカーがコース上から消えたことをあらわす、画面左上の"ポジション"の分母が1つ減った瞬間となる。
(6) 各マシン最低2回のピットインを義務とする。
A ただし、タイヤ選択に関して各マシンは必ず前輪および後輪のレーシングソフト・ミディアム・ハードの各タイヤをレース中に最低1度履かなければならない。雨天の場合はタイヤ選択は自由とする。なお、前輪後輪のタイヤの組み合わせは自由。(例:前ミディアム−後ソフトは可)その際にも前後輪にすべての種類のタイヤが装着されたかはチェックされる。
B スタート後5周およびゴール前残り5周の段階でピットレーンに入ることはできない。ただし、マシンに何らかの破損およびトラブルがあった場合にはNSGTAよりオレンジボールが提示され、ピット侵入が許可される(強制ピットとなる。)
(7) 回戦不良等で途中退室となった場合はDNFとし、ポイント・ハンデキャップは与えられない。
(8) 何らかの理由でレースが続行不可能になった場合、規定周回数のうち75%が消化されていた場合はレースが整理されたものとみなし、順位を決定する。規定周回数の75%未満であった場合はそれまでの順位を維持した状態で残り周回数を消化する。ただしその際フォーメーションラップ1周を規定周回数として処理する。
- ドライバーズポイント
(1)結果に基づき以下のポイントを車両ごとに付与する。
1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
5位 |
6位 |
7位 |
8位 |
9位 |
10位 |
20 |
15 |
11 |
8 |
6 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
(2)完走した車にはその周回数に応じて以下のポイントがさらに付与される。
1位と同一周回 |
1位と一周遅れ |
1位と二周遅れ以上 |
+3 |
+2 |
+1 |
- コンストラクターズポイント
(1)競技規則第9項―(1)、第9項―(2)で与えられたドライバーズポイントの高い方が所属する各チームに付与される。
- 性能調整
(1)レース結果に基づき、該当するチームの所属する各ドライバーに以下の性能調整を課す。
ラウンド2〜5 |
コンストラクターズポイントの2倍のバラストを搭載する。 |
ラウンド6 |
コンストラクターズポイントと同数のバラストを搭載する。 |
ラウンド7 |
すべてのバラストが撤去される。 |
バラストが100kgを超過した場合、馬力調整を行う。
(2)競技規則第3項―(3)にあるチームの移籍を行った際は、上記性能調整を継続しその後のレースに反映することとする。
- サーキットにおけるドライブ行為の規律
(1) NSGTにおいて各ドライバーは以下の事項を念頭に入れ、十分に注意しレースに臨まなければならない。
A ダメージを発生するような接触の際の順位変動の禁止
B コース外からのオーバーテイクの禁止
(2) 具体的に以下の行為は厳格に禁止とし、下記の反則行為をしたと判断されるドライバーはNSGTA大会審査委員会に報告される。
A 直線区間における順位を守るための2回以上の進路変更。
B直線区間で明らかの速度差がある状態でのブロック
C コーナー区間での急な進路変更
D サーキット外からの復帰の際にサーキット上の車両の進路をふさぐかたちでの復帰
E サーキット全区間において、故意に車両を寄せること。
F ピットインしようとする車両のピットインを妨害する行為
G ピットアウト直後の速度差がある状態で、他車の進路を妨害する行為
H ピットレーンを示すラインをカットし、不正にピットインおよびピットアウトする行為
I 他車に対しダメージが発生するような接触を伴ってのオーバーテイクを仕掛ける行為。
J 他車との接触を避ける目的や他車との接触時以外でコースを大幅に逸脱する行為
(3) 周回遅れへの対応は以下のように設定する。
・周回遅れにされる車両(以下甲とする)は周回遅れにしようとする車両(以下乙とする)にわかるように減速して進路を譲る。
・甲は概ねコーナー1つ分の間に乙へ進路を譲る。
・十分な距離の直線区間では、甲は次コーナーへのアプローチイン側へ寄って減速し、乙はアウト側より抜いていく
・コーナー進入口付近の場合は、甲は減速するとともに、コーナーへの進入を遅らせ乙を先にコーナーへ進入させる。この際、甲はコーナーアウト側に沿って走行することとする
・乙が近距離で複数台ある場合、甲は全ての乙を先に行かせるまでは全開走行をしてはならない。
・乙が近距離で複数台ある場合、甲が乙同士を結ぶライン上に進入してはならない。(後ろの乙から見た時、前の乙と甲が直線上にならんではならない)
・甲同士が競っている場合、甲同士での追い越しを禁止する。これは乙を先に行かせた後、解除とする
- 罰則
(1)罰則はNSGTA大会審査委員会によって科すことができる。
(2)NSGTA大会審査委員会の裁定は、審査委員会による審議が終了した後に直ちに適用される。
(3)罰則の運用について、科すことができる罰則は軽いものから以下のとおりとする。
A 訓戒(叱責)処分
B 決勝タイムへのペナルティ加算(25秒を基準として幅を持たせる)
C 出場停止(失格)
D 資格取消
(4)訓戒(叱責)処分
訓戒(叱責)処分はNSGTA大会審査委員会が競技規則第12項に基づき、シリーズを通して初めて軽微の反則行為を行った該当者に対し行うことができる。訓戒(叱責)処分の対象となったものは以降のすべての競技大会において再度訓戒(叱責)処分を受けることはない。
また1競技において2度以上の反則行為が行われた場合はその競技における訓戒(叱責)処分が取り消され、それに替わる競技規則第13項―(3)B以上のペナルティを科されることとする。
(5)タイム加算ペナルティ
タイム加算ペナルティはNSGTA大会審査委員会が競技規則第12項に基づき、反則行為を行った該当者の決勝タイムへタイムを加算することができる。タイム加算の基準については、付則Bに記載する。
(6)出場停止(失格)
出場停止(失格)はNSGTA大会審査委員会が競技規則第12項に基づき、重大な反則行為を行った該当者に行うことができる。出場停止(失格)はその対象となったものが競技大会の1競技または複数競技の参加から除外されるものである。
(7)資格取消
資格取消はNSGTA主催の一切の競技に参加する権利を剥奪するものである。資格取消は極めて重大な違反に対し、NSGTAによってのみ宣告できるものである。
(8)累積による各チームへのペナルティ
各チームに所属するドライバーが、レースにおいてペナルティを受けた回数に応じて、各チームのすべてのマシンに以下の重量を積載させることとする。
3回目⇒5kg 5回目⇒15kg 7回目⇒30kg 8回目以降⇒チームの参加資格停止
- 異議申立て及び再審
(1)全ドライバーはNSGTA大会審査委員会の裁定に不服がある場合、裁定の発表から24時間以内に異議申立て及び再審を請求できる。
付則A 参戦車両の初期性能について
付則B タイム加算以外のペナルティの基準について
・フォーメーションラップ中の追突・接触・・・(該当クラススーパーラップにおけるファステストの秒数)加算
・フォーメーションラップ中のスピン・コースオフ・・・FL続行、当該車両は最後尾スタート
・ピットイン・アウト時のホワイトラインカット・・・最終タイムに15秒加算
・タイヤの使用義務違反・・・(該当クラススーパーラップにおけるファステストの秒数)加算
・ジャンプスタートおよびフライング・・・(該当クラススーパーラップにおけるファステストの秒数)加算
・ダメージが発生するような接触を伴った際には、該当マシンの走行している状況等を鑑みて、レース後NSGTA大会審査委員会を開き、場合によっては競技規則第13項(3)B以上のペナルティ裁定を下す。
・予選Q1、Q2(スーパーラップ)におけるペナルティはGT5内のペナルティ基準に準ずる。
・その他レースの進行上問題となる行為が行われた際には、その都度NSGTA大会審査委員会が当該行為を審議するものとする。
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